現在日本では貧困が深刻化しています。
この状況は、不況であった経済的な問題や、現代社会の様々な変化、ここ数年においては新型コロナウイルス感染拡大の影響で失業者も増えるなど、さまざまな要因からだと考えます。
私たちが暮らす江戸川区の状況もひとり親世帯数も23区内では多いことから、子どもの貧困状況も想像に難くありません。また、経済的な要因だけでなく、親が共働きする中で、子どもの孤食が増えていることも事実です。子どもの生活で、食事は何にも代えがたい大事なものであり、子どもの成長過程や将来にも大きく影響します。
子どもの貧困がクローズアップされ始めた頃、 生活クラブ運動グループ江戸川地域協議会では、活動テーマとして「子ども食堂」を取り上げ 2015年11月から準備をすすめました。
子どもたちが抱える状況は、外見からだけでは分かりません。私たちは、どんな子どもも分け隔てなく、気軽に誰もが立ち寄れ子どもだけでも参加できる、居場所としての「子ども食堂」を作っていきたいと思います。
生活クラブ運動グループ江戸川地域協議会
私たちは、生活クラブ生協の運動が基盤となって、地域で暮らすために必要な機能として創られた団体の集まりです。それぞれの団体は、事業の内容も違えば、組織形態も社会における役割も違います。共通していることは、私たちは江戸川を誰もが安心して暮らすことができるまちにしていきたいという思いを大切に活動していることです。
江戸川地域協議会に集う団体は、毎月の定例会議を通して、お互いの情報交換を行うと共に関わり合いを持ちながら活動しています。さらに、生活に関わるさまざまな問題をかかえた現状を解決していくために、地域のNPOやNGOなどともネットワークを広げながら、暮らし続けたい江戸川のまちをつくっていきます。
23区南生活クラブ生活協同組合 まち江戸川
江戸川区の生活クラブは、1986年に南葛西から共同購入が始まり、2004年には区内全域で展開。食・エネルギー・福祉をできる限り自給・循環させるサステイナブル(持続可能)なひとの輪を広げます。省エネをすすめ、2016年からは、自然エネルギーの共同購入も始めています。
Facebook: @machiedogawa
23区南生活クラブ生協ベイ東京センター
TEL:047-393-6350
江戸川・生活者ネットワーク
生活クラブ生協の代理人運動から始まった市民政治団体です。生活の主役は市民、その生活のルールを決める政治の主役も市民です。2期8年の交代制により、議員を職業化・特権化せず、政治への市民の直接参加を広げ、常に新しい視点や感性を活かした政治改革を行います。1990年の設立時から7人の女性議員が誕生しました。
政治家や行政にお任せにしない市民を増やす運動をすすめます。
TEL:03-5607-5975
http://edogawa.seikatsusha.me/
江戸川たすけあいワーカーズもも
特定非営利活動法人アビリティクラブたすけあい
まちでたすけあいのしくみをつくるために、1996年に設立しました。住み慣れた家で自分らしい暮らしを続けるための応援団として、家事援助、介護、子育て支援を行っています。
ACTとの提携事業である会員同士のたすけあいの「自立援助サービス」、介護保険、障害者の法制度に基づく「訪問介護サービス」で、在宅での暮らしを支えています。お困りの時はお気軽にご相談ください。
地域の方の居場所としての「まちカフェひろばもも」には親子ひろばとカフェがあります。
2022年4月から「まちカフェひろば」を「あったか子ども食堂もも」の場所として提供しています。
TEL:03-3686-6730
http://actmomo.org/
特定非営利活動法人ほっとコミュニティえどがわ
2004年12月、自分の生活スタイルを大事にできる高齢者の共同住宅「ほっと館」を開設しました。
「ほっと館」は、介護が必要になっても介護保険の在宅サービスを利用しながら、いつまでも自分らしく暮らし続けられる住まいをめざしています。1階にはコミュニティレストラン「ほっとマンマ」があり、誰もが利用できる場として、食事の提供だけでなくさまざまな企画を実施しています。
「えどがわあったか子ども食堂」にスペースを提供し、あったか子ども食堂の事務局を担っています。
TEL:03-3652-7212
https://hot-edogawa.com/
環境まちづくりNPOエコメッセ江戸川
自然エネルギーの普及で、環境に負荷をかけない循環型社会をつくり出すため、区内2箇所でリユースショップを運営しています。
寄附していただいた不要品を販売し、売上金の一部で、地域に太陽光発電をすすめるなどの活動をしています。
区内では高齢者住宅への設置に一部協力しました。他に環境視察ツアーなどにも取り組んでいます。
平井店 TEL:03-5875-0097
http://www.ecomesse.jp
江戸川地域協議会のあゆみ
1990 | 江戸川・生活者ネットワーク設立 生活クラブ江戸川南支部結成 江戸川地域協議会発足 |
1991 | 統一地方選に初挑戦、代理人誕生 「熱帯木材不使用条例」の制定を目指した署名運動に取り組む |
1992 | 「水道水」のアンケート実施 |
1994 | 「環境基本条例」制定を目指し請願署名運動 |
1995 | 統一地方選 代理人の複数化に成功 荒川クリーンエイドに参加始まる |
1996 | たすけあいワーカーズもも設立 |
1997 | 東京都議会に代理人を送る活動に挑戦 |
1999 | ストップ!環境ホルモン実行委員会 署名活動 学校給食のメラミン食器変更 実現 ストップ!遺伝子組み換え実行委員会 統一地方選 ローテーションに成功 |
2000 | 子どもの権利条例制定への取り組み たすけあいワーカーズももNPO法人化 学校給食へのnon-GMOしょう油の導入実現 区に提案してきた「石けん使用指針」策定される |
2002 | NPO法人ほっとコミュニティえどがわ設立 ストップ!遺伝子組み換えイネ キャンペーン |
2003 | 統一地方選 2回目のローテーション成功 エコメッセ江戸川元気力発電所葛西店オープン |
2004 | 容器包装リサイクル法署名運動取り組み 高齢者グループハウス「ほっと館」開設 |
2005 | 東京都議会議員選挙にチャレンジ |
2007 | 廃プラ焼却の見直しを求める署名運動 統一地方選 3回目のローテーション成功 |
2008 | 映画「終わりよければすべてよし」上映会開催 |
2009 | ACTえどがわ居宅介護支援事業所開設 |
2010 | 容器包装リサイクル法改正にむけ2R署名運動 |
2011 | 統一地方選 ローテーションならず 2R国会請願 採択される 「原発都民投票条例」制定の直接請求署名活動 |
2012 | 直接請求法定署名数突破 都議会招集へ |
2014 | 「まちカフェひろばもも」オープン |
2015 | 統一地方選挙 新人2人の代理人当選 |
2016 | 実行委員会を立ち上げ「えどがわあったか子ども食堂」をスタート |
2017 | 「かさいあったか子ども食堂」をスタート |
2022 | 「あったか子ども食堂もも」をスタート |